
お気に入りに追加
なぜ生地はズレるのか?
ズレるのは不器用だからではない
【このレッスンで気づくこと】
服作りをしていると、
最初はぴったり合わせたはずなのに、
縫い終わる頃には上下の生地がズレている。
そんな経験はありませんか?
多くの方は、
・自分が不器用だから
・ミシンが安いから
・生地が悪いから
・もっと慎重に縫わなければいけない
そう考えます。
しかし実際には違います。
ズレは偶然起きているのではありません。
ミシンには、生地を送るための送り歯があります。
送り歯は生地の下側をつかみ、
押え金は上から押さえつけています。
つまりミシンは、
下側の生地を引っ張りながら、
上側の生地を押さえつけている状態です。
この構造そのものが、
生地同士を引き離そうとする力を生み出しています。
つまり、
ズレは失敗ではなく、
何もしなければ起きるのが当たり前なのです。
まずは、
「ズレるのは自分のせいではない」
ということに気づいてください。
服作りが苦しいのは、
自分が下手だからではなく、
ミシンの構造を知らないまま戦っているからなのです。
無料講座は、講座はこちらへスワイプしてご覧ください。
このLIVEを見てくださった方へ
今回のLIVEをご覧くださった皆さま、本当にありがとうございました。
今回は、まち針やクリップを使っているのに、なぜ生地がズレてしまうのか。
そして、なぜ何年縫っていても同じ悩みを繰り返してしまうのかについて、実演を交えながらお話ししました。
服作りをしていると、
「合印が合わない」
「片方だけ長くなる」
「縫ったらねじれる」
「まち針をたくさん打ったのにズレる」
そんな経験をしたことがある方は多いと思います。
すると多くの方は、
自分の技術が足りないのかな。
もっとまち針を増やした方がいいのかな。
もっと丁寧に縫わなければいけないのかな。
そう考えてしまいます。
でも実は、それは腕前の問題ではないことがとても多いのです。
今回のLIVEでお見せしたように、まち針もクリップも、生地を完全に固定しているわけではありません。
むしろ、そこに意識を取られてしまうことで、本当に見なければいけない押え金の下の変化から目が離れてしまうことがあります。
縫うことを助けているつもりが、知らないうちに縫うことを難しくしてしまう。
そんな状態が起きていることも少なくありません。
私は長年サンプル縫製の現場にいました。
展示会やショーに並ぶ服を縫い続けてきました。
ですが、その経験があるからこそ言えることがあります。
経験者と同じことを、経験のない人がそのまま真似しても上手くいくとは限らないということです。
プロは何百枚、何千枚という数を縫っています。
同じ工程を何年も何十年も繰り返しています。
だから少ない準備でも対応できる。
でも家庭で服作りを楽しむ方は違います。
毎日同じ襟を100枚縫うわけでもなければ、毎日同じ袖を付けるわけでもありません。
だからこそ必要なのは、経験で乗り切ることではなく、経験を補うための準備なのです。
ここがおうちソーイングマジックの考え方です。
準備はすき間時間。
ミシンは清書。
縫う前にできることを徹底的に行い、縫うときには縫うことだけに集中する。
その流れを作ることで、経験が少なくても美しく仕上げることができるようになります。
実際に、スタッフのあおいは入社当時、家庭用ミシンしか触ったことがない超初心者でした。
服作りの経験もほとんどありません。
それでも、おうちソーイングマジックの手順通りに準備を行い、一回目の作品で柄合わせまできれいに仕上げることができました。
これは才能ではありません。
準備の力です。
経験の差を、準備で埋めた結果です。
多くの方が、
「もっと縫わなければ上手くならない」
と思っています。
でも私は少し違う考えを持っています。
もちろん経験は大切です。
けれども、間違った方法を何百回繰り返しても、苦労が増えるだけです。
大切なのは、
なぜ上手くいったのか。
なぜズレなかったのか。
なぜきれいに仕上がったのか。
その成功を一つずつ体得し、データとして積み重ねることです。
その積み重ねが自信になります。
そして自信が生まれると、服作りはもっと楽しくなります。
「私には無理かも」
だった世界が、
「私にもできるかもしれない」
に変わります。
私はその瞬間を一人でも多くの方に届けたいと思っています。
だから動画も、記事も、できる限り工程を省略せずにお伝えしています。
飛び石の知識ではなく、実際に再現できる形でお届けしたいからです。
今回のLIVEが、
長年の悩みの原因を見つけるきっかけになったなら嬉しく思います。
最後までご覧いただき、本当にありがとうございました。
カリキュラム
- 5 Sections
- 5 Lessons
- 期限なし
- まち針やクリップではズレは止められない1
- なぜおうちソーイングマジックが存在するのか1
- ミシンは最初から引き裂く機械1
- 斜めシワやねじれは偶然ではない1
- 失敗は上達の入口になるのか1






コメント