001-1 裁断の全体像


使用するツール
- 布地
- 型紙
- 定規
- はさみ
裁断は洋裁の最初の大切なステップです。ここでは、今回の課題で使う型紙の特徴と裁断のポイントを解説します。
正確な型紙の準備と裁断は、スムーズな縫製のカギです。丁寧に進めていきましょう!
使用する型紙の概要
今回使用する型紙は以下のサイズで設計されています。
- 幅:47cm
- 長さ:37cm
- 縫い代:
- 両脇:1.5cm(袋縫い用)
- 裾:2cm
- ウエスト:1cm+3cmの計4cm

なぜこの縫い代?
- 袋縫い:布端のほつれを防ぎ、きれいな仕上がりにするために両脇に1.5cmの縫い代を設定しました。

- 裾:2cmの縫い代で、安定感のある仕上がりに。

- ウエスト:1cm+3cmの縫い代を取ることで、ウエスト部分にゴムを通すスペースを確保しています。

型紙サイズと課題のポイント
サイズの設定
課題ではスカート丈を34cmに設定し、子供用のミニスカートサイズ(100〜110サイズ)として設計しています。
参考サイズ:
- スカート丈:34cm
- 身幅:44cm(前後合計で88cm)
- 生地幅が94cm以上であれば、このサイズは着丈で1着取れます。
- スカートの長さや幅は、お好みや着用する方のサイズに合わせて調整しても大丈夫です。
- 最低でも「ヒップ+15cm」の身幅が必要です。これにより、着脱が容易になります。
もし他のサイズや対象者(大人など)に合わせたい場合は、以下を参考に調整しましょう。

参考資料:子供服サイズ

参考資料:レディーススカート
サイズ調整のポイント
サイズを変更する場合
- ヒップ+15cm:脱ぎ着しやすい身幅の目安です。
- スカート丈:着用する方の好みに応じて調整してください。
生地幅の注意点
布の幅が100cmや90cmの場合もあります。生地の幅に応じて型紙を調整しましょう。課題では「誰でも取り組みやすい」という観点から、90cm幅で収まるサイズで進めています。

裁断にあたっての注意点
3. 型紙の作成
- 用意したサイズで型紙を作成します。
- ウエスト部分に、上から1cmと4cmの位置に合印(ノッチ)を入れます。
ノッチ(切り込み)は深さ3mm程度で出来上がり線に対し直角に入れます。

4. 生地の裁断
- 生地をはさみで裁断します。
5. 縫い目の処理
- 袋縫いをするために、両脇の縫い代は各1.5cmに設定しています。
- ウエスト部分の縫い代は合計4cm(1cmと3cm)あります。
アイロンのレッスンで以下の画像のように、脇を縫った後に三つ折りに、上下ともステッチ。


6. 次のステップへの準備
- 裁断が完了したら、次はウエスト部分にゴムを入れてギャザースカートに仕上げます。
- この講座では、ウエストの処理方法、袋縫い、裾の三つ折りステッチなどの手法を学びます。

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