004-2 ロックミシンをかける


ロックミシンの使い方を、わかりやすく丁寧に優しく説明しますね。ロックミシンは少し怖いと感じることがあるかもしれませんが、コツをつかめばとても便利で美しい仕上がりが期待できます。
ロックミシンの使い方手順
準備するもの
- ロックミシン:縫い合わせや布端の処理をきれいに行うためのミシン
- 生地:ロックミシンをかける布
- 手袋(必要に応じて):安心して作業するために使用することもあります
手順
- ロックミシンの特徴を知る
- ロックミシンには「メス」という部分があり、このメスで布の端を切りながら縫うことができます。布の端をきれいに処理しながらかがり縫いをするため、切った布のすぐ横に糸がかがって美しい仕上がりになります。
- メスを使うことで、縫い目がほつれにくくなり、仕上がりもスッキリします。このメスを封印(使わないようにする)する方もいますが、メスを使った方がロックミシンの性能を最大限に発揮できます。
- 生地をセットする前に確認
- ロックミシンを使う前に、空踏み(布を入れずにペダルを踏んでミシンを動かす)をしてみましょう。これはミシンの調子や糸の張り具合を確認するためです。
- 生地をセットする前に、右手と左手で生地を持つ練習をしてみます。右手は布の手前側を持ち、左手は布の後ろ側(ミシンの裏側)を軽く押さえます。手で触って、布がずれていないかを確認するのが大事です。
- 生地をロックミシンに入れる
- ロックミシンに布を入れるとき、左手で布の裏側を確認しながら進めていきます。指先で「裏側に布がちゃんとあるか」「余計な部分が入っていないか」を触って確認します。特に左手は重要ですので、目で前を見ながらも、左手で布を感覚的に確かめてください。
- 平らに保ちながら縫う
- 布が平らになっているかを確認しながら、ロックミシンをかけていきます。布がミシンに入るとき、右手で前側を支え、左手で後ろ側を軽く押さえて調整します。
- 布がたるんだり、ねじれたりしないように注意しながら進めます。ロックミシンのメスは布の端を少しずつ切っていくので、慎重にゆっくり進めましょう。
- 布の余りをミシンの上に置く
- 布が大きいときは、余った部分がミシンの下や後ろに入り込まないように注意が必要です。余った布はミシンの上に軽く持ち上げておきましょう。こうすることで、余計な部分がミシンに巻き込まれないようにできます。
- 怖がらずに進めるコツ
- ロックミシンをかけるときにメスで布を切るのが怖いと感じるかもしれませんが、焦らずゆっくり作業を進めれば大丈夫です。
- 手で布をしっかりと支えながら、少しずつ進めていきます。布がズレたりしないようにするため、手を使って生地をコントロールすることが大切です。
- 生地が裏側に巻き込まれないように注意
- ミシンの裏側に布が入り込まないように、左手で裏側を確認しながら進めます。裏側に布が巻き込まれていると、意図しない場所が切れてしまうことがあります。左手で布の状態を常に確認しながら進めましょう。
- ロックミシンのメスを活用
- メスを使うことで、布の端を切りながらきれいに縫い目を作ります。メスが怖い場合は、少しずつ練習して慣れていきましょう。
- メスの役割は、布の端を切り落としながら、その直後にかがり縫いをして仕上げることです。このプロセスで、布の端が美しく整い、縫い目がしっかり固定されます。
- 最終確認
- 縫い終わったら、裏側を確認して、縫い目や布が正しく処理されているかをチェックします。メスが正しく働いて、端がきれいに縫われていれば完了です。
ポイントまとめ
- 左手で裏側を確認することが、布が裏側に巻き込まれずに進むコツです。
- メスを活用することで、布の端がきれいに仕上がります。メスを使わないとロックミシンの本来の機能が活かせません。
- ゆっくり進めることが、失敗を防ぎます。焦らず、手で布を支えながら進みましょう。
ロックミシンを使うのは、最初は少し難しく感じるかもしれませんが、コツをつかめばとても便利です。少しずつ練習して、安心して使えるようになりますよ!
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