接着芯について解説します


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接着芯の貼り方をやさしく解説
ハンドメイドを始めたばかりの方でも安心して進められるように、接着芯の貼り方をわかりやすく説明します。
接着芯とは?
接着芯(せっちゃくしん)とは、生地を補強したり、形を整えたりするために使う布のことです。片面または両面に接着剤がついており、アイロンの熱で生地に貼り付けます。バッグの持ち手やシャツの襟など、しっかりとした仕上がりが必要な部分に使われます。
用意するもの
- 接着芯(生地に合った厚さのもの)
- アイロン
- アイロン台または平らな耐熱面
- あて布(薄手の綿布など)
- 布地
接着芯を貼る手順
1. 接着芯をカットする
貼りたい部分の型紙に合わせて、接着芯をカットします。生地と同じ大きさか、縫い代を除いた少し小さめのサイズにすると、縫い合わせがスムーズになります。
2. 接着面を確認する
接着芯には接着剤が付いている面(ツヤツヤしているザラザラな面)と、付いていない面があります。ツヤツヤ光って見えるザラザラな面が接着面です。
3. 生地と接着芯を重ねる
生地の裏面に接着芯の接着面を合わせます。つまり、接着剤が付いている面と生地の裏面が向き合うようにします。
4. アイロンの準備をする
アイロンを中温(綿や麻の場合は高温)に設定します。接着芯のパッケージに記載されている温度を参考にしてください。
5. あて布を置く
生地を傷めないために、必ずあて布を使います。薄手の綿布やアイロン用のシートがおすすめです。
6. アイロンで接着する
- あて布の上からアイロンを押し当てます。
- 10~15秒間、アイロンを動かさずにそのまま押さえます。
- 少しずつ場所を移動させて、生地全体に接着芯を貼ります。
ポイント:アイロンを滑らせると接着芯がずれる可能性があるので、押し当てるようにしましょう。

7. 冷まして定着させる
接着が終わったら、そのまま冷めるまで待ちます。冷めることで接着剤が固まり、しっかりと生地に定着します。
注意点とコツ
- テストをする 初めて使う生地や接着芯の場合は、端切れで試してから本番に取りかかると安心です。
- アイロンの温度に注意 生地によっては高温だと焦げたり縮んだりすることがあります。温度設定は適切に行いましょう。
- あて布は必ず使用 あて布を使わないと、生地やアイロンに接着剤が付いてしまうことがあります。
最後に
最初は少し難しく感じるかもしれませんが、手順を一つずつ丁寧に行えば大丈夫です。接着芯を上手に使うことで、作品の仕上がりが格段に良くなります。焦らずゆっくりと進めてみてくださいね。あなたのハンドメイドライフを心から応援しています!
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