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2024年10月5日 12:58 PM #32399ogawatakakoキーマスター
@すももさん
作りたいリクエスト、ありがとうございます!開襟シャツとテーラーカラーの特徴と違いについて、メルマガでお話ししましたが
型紙では、大きく違いがあります。テーラーカラーは身頃を削って見返しや衿の形を書いていくのに対し
開襟シャツはシャツの身頃はほとんど変化させません。身頃も違いますが、衿の形が全く違うのがハッキリ分かっていただけると思うのですが
テーラーの衿は、表身頃と裏衿、見返しと表衿と、それぞれ表と裏を別に縫ってから、中で閉じ合わせる縫い方になります。
シャツの襟は、基本的に表側を縫い、裏側はステッチで押さえる、つけ襟講座の台衿と似た縫い方なので、テーラーの別々に縫い合わせるのは、2倍以上の手間がかかります。
そして、テーラーの型紙に入っている赤い線と紫の線に注目してください。
双方とも斜めですよね~。
これが不安定になりやすい要因の一つです。でも、もっともヤバいのは、青の長い線を見てください。
出来上がり線の型紙なので、縫い代が入っていないから分かりにくいのですが
縫い代に青の線のように対角線に、出来上がりギリギリに切り込みを入れます。身頃も見返しも同じで、しかも縫いながら角まで来たら、身頃や見返し側に、出来上がり線の1mmか2mmくらい手前まで深く切り込みをいれます。
やり方としては、ミシンの針を突き刺したまま押え金を上げて、裁ちばさみの先端を突っ込み、ジョッキりと切る!
(深く切り込む、一発勝負なので、失敗の訂正はほとんどできません→失敗すると没になりやすい)この位置を正確に、左右の裏と表の4か所でポンポイントを外さず、キリリと縫えないと寸法に違いが起きます。
ここでのトラブルが非常に多く出やすい。
衿も見返し部分の表に出る分も、3枚目の画像のように表側を大きく分量を入れ込んで縫い合わせてなければならないのは言うまでもなく…。
紺色の衿のように、手を曲げたような仕上がりにならないと、テーラーが自然に体に添ってくれません。
2倍、3倍の神経を細かく使い、出来上がり線上を正確に縫う技術が求められます。
このような複雑にパーツを縫い合わせるためには、分量差をコントロールできる技量と、縫い合わせる際の出来上がり線から離れないで縫える技術など複合的に求められます。
とはいえ。
魔法をかける方法で、お話をすると1)衿と見返しなどの表裏の分量差は、アイロンと魔法でほとんど気にせず正確に縫う
2)衿と本体、衿と見返しとの縫い合わせも、魔法をかけて伸びないようにし、狙ったピンポイントも正確に縫う
(赤と紫の部分が伸びない魔法)3)それぞれをアイロンで割って、中で閉じ合わせて縫う
このような3段階でサクッと縫うことができるんじゃないかと思っています。
来年にテーラーカラーを講座で作るのはありかなと考えてもいます。
魔法がどれほどまでに有効なのか、縫えるようになる最終目標が、くださったワンピースのような形でしっかりとあると、そこにたどり着きたいと思えますもんね^^皆さんの盛り上がりが助けになります。
よろしくお願い致します~。使った画像はこちらのページから拝借しました。
少し難しい内容ですが、ご覧になって型紙が分かっても、分からなくても目に振れさせる機会を増やすのはいい事なので、お暇があるときに行ってくださいね。
https://www.creema.jp/item/16240504/detail
https://maisondeas.com/tailored-collar-pattern/#google_vignette- この返信は1ヶ月、 2週前にogawatakakoが編集しました。
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添付ファイル:
2024年10月1日 5:21 PM #32375ogawatakakoキーマスター茂石忍さん
お問い合わせありがとうございます!
010-3に動画が入ってないと、LINEにもらって気がつけました。
教えてくださり感謝いたします。手順を書くことで手いっぱいになってしまって、動画がないことに気がつかないなんて、自分でもびっくりです。
講座を作っているときは、多岐にわたる作業の連続なので、集中して真剣にやっていますがポカミスも多いです。これからも足りないところはお教えください。
よろしくお願いいたします。 -
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