着丈95㎝で生地幅120㎝×2mで作れる、ロスを最小限に抑えた効率的Aラインエプロンです。
真っすぐな身頃に切り込みを入れて、三角布をはさみ込む立体的なAラインエプロンドレスです。
三角布の切り替えを利用して、ポケットを作り、スタイリッシュな仕立てです。
型紙はこのように身頃は単純なエプロンの形で、タテに切り込みを左右で4か所入れて、それぞれに三角布を接ぎ入れます。
切り開かれた身頃は下に下がろうと働き、三角の布が飛び出すような感じになり
鋭角的なドレープが立体的に広がります。
単なるフレアではスカートの全体がうねって、広がったイメージになってしまいますが、
三角布をはさむ鋭角なドレープは、形が箱型の立体感があるため、中の来た人のサイズを感じさせない見せ方になります。
ポケットは縫い目利用ですが、本体に一部分を縫い付け
携帯など重たいものをいれても着崩れしない設計で
肩の疲れを軽減します。
この縫い方をしてから身頃と取り付ける、通常の本や縫い方では示されない、逆転発想の縫いが、苦労せず美しい結果になります。
左右に余分なたるみ、あまりがなく、スッキリと美しい肩の接ぎは、目につくところだけに品質の良さを見せびらかせるポイントです。
肩ひもが落ちるのが大嫌いなので
エプロンごと嫌いな小川が考案した
【落ちない肩ひも】の作り方にもこだわりがあり
なで肩でどんな肩ひもも落下する小川の肩でも
一日中、肩ひもが落ちることなく
圧迫感が皆無です。
肩ひもが落ちないということは、体への圧迫がないので、疲労感を全く感じさせない人にやさしいエプロンです。
この肩ひもの型紙の起こし方を知っているだけで、様々な応用が可能です。
衿ぐり、袖ぐりはパイピングです。
たまたま、持っていた素材が、縦方向にシワが入ったサテン地だったので、どうやってもパイピングが左のようになり、シワを消すことができなくて、小川がサンプルを縫っていた時代のやり方で試したら、パイピングってこうやればほんとに楽だったよね!という
非常に簡単にパイピングが縫える方法も教材に含みます。
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