206回目 カフスの復習 1 縫い代を整える意味


ギャザー寄せミシンは、パイピングの部分も含めて寄せミシンを私は入れることが多いです。
何故なら、ギャザーのロックをする役目に、厚みの部分を使えるからです。
分厚いところはギャザーの動きを止めてくれるため、ロックの機能を頼りに出来るかもしれないからです。
もちろん素材によっては、厚みで全然動かなくて、ギャザー自体をストップするほどのロックにもなったりするのですが、
その時は3針程度をほどけばいいだけなので、
それほどの痛手ではない&ロックになってくれたらラッキー
こんな感じです^^
狙ったように毎回いかないし、そのことがトラブルになったりもしますが、毎度どこかしらでチャレンジする気持ちでぶつかって欲しいなと思います。
今回は「猫ひげ印」を忘れてます(>_<)
なかなか習慣化しません。
考えた本人ですら、気持ちがどこか別のところにあると、忘れてしまいます。
洋裁、特に丸縫いは、工程が非常に多いため習慣化することが難しく、その場その場の対処になってしまいがちです。
それをどのように腕に刻み付けて、注意してなくても自然に動いてくれるようになるのかが、キーのようにも思いますが、
そうなったらなったで、問題が無くなる訳ではありません。
例えば、私が習慣化している中に、
中表で縫う
これは完全に習慣化しています。
外表に折り畳んであっても、何も考えてなくても中表に直して、ミシン掛けをします。
非常に良いスキルです。
しかし、洋裁というのは実に幅の広い対処が必要で、デザインによっては生地の裏面を表側に使用するケースもあります。
裏面が表になった状況で、この中が表にする無意識のスキルが、超絶 邪魔っけになります(爆)
意識して外が表だと何度言い聞かせても、気が付くと中表にして作業をしてしまいます。
これが何をやっても、どこかしらで出てしまうので、難所が限りなく出てきます。
習慣化するというのは、実は重大なトラブルを抱え込むことでもあり、何もかもが良いわけではないということで一概には言えない難しいところです。
インベルをかまして折り山を付けないで作ったカフスを、教材に使うのは初めてです。
サンプルの時代もすべて、私は今回のようなカフスを作ってました。
縫いつけのブレなど、どのような展開に変わるのか、じっくりご覧ください。
要は、きっちり最初に作るとブレないものが出来上がるため、縫う時にあっちこっちに気を使わなくて済むんですね。
時間も大事だし、
気が焦ると面倒なことはしたくない=省いて後でやればいい
もしくはやらなくったって出来る
こんな気分になったりしますが、意外にそれで足をすくわれてしまったり。
漫画に出てくるようなセリフですが
「やれること全部をやって失敗したなら、後悔はない」
こういう事かもしれません。
出来なかったときに、自分の全部をぶつけて失敗して着れないものになったとしても、それが自分の実力であれば認めて受け入れることが可能です。
でも、自分の中を風通し良くして、全力でチャレンジしてないと
もやった気持ちが残って、受け入れがたい失敗になるような気がします。
失敗の苦さはどれも同じなのですが、自分に嘘をつく苦みだけは、味わいたくない厭な味がします。
復習なのに短いですが、簡単なことだけど簡単じゃないので、1回分にしてお届けします。
では、また!^^
あなたのミシンlifeが、表現の豊かな、夢多きものとなりますように。

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