輪にして裁断 ズレ NGになる理由

お気に入りに追加
輪にして裁断した結果、どれほどズレが出て外側の生地と内側の生地が、どんだけ差が出るのかが、今回のお題です。
本に裁断の参考図が載っているのが、輪にして生地を設置したものがほとんどです。
生地を半分に折って、輪のところで後ろ身頃など輪になっているものを裁断するのですが、
輪の部分を生地の中央だけでしか設置できないと、非常にロスが大きくなります。
輪の部分を型紙で展開し、輪ではなく左右を開いた状態にすると、
他の型紙とのすき間に何か他のパーツを入れることができたり、
前身頃や袖などのパーツを少しずつつめて設置して、生地の残せる部分が多くなります。
縫製工場では、この生地の残りを【残反】と言って、1~2着分は残せるようにすごく努力します。
裁ち直しというトラブルを常に抱えている作品作りでは、
生地の使う分を最小限に抑え、余った分は保険になります。
仕事として縫うのではなくても、
費用を抑え、足りなくなって追加の買い物をしなくても済むように、
生地を大切に使ってあげて欲しいなと願っています。
最初から縫う寸法がいい加減なもの同士を正確に縫い合わせようと思ったら、
縫う以外の【寸法が違うものを縫い合わせる】ことが仕事になります。
縫い以外のことが大きいと、縫い合わせる丁寧さがなくなり、
作業も雑になって、縫い合わせもいびつになります。
縫い合わせる時に、生地のどちらにも負担がない縫い方をするために、
縫う箇所が完全に正確になっている必要があります。
洋裁では、縫い合わせるもの同士を正確に縫うことが基本です。
自転車に乗るとき、補助輪を外して練習するようにです。
必要以外の作業が増え、より苦労して縫う作業になり、
結果の仕上がりも良くない方法から抜け出すために、
自転車に乗れるようになる本当のスキルに気が付いてほしいと願ってやみません。






コメント