家庭で使える裁断台を作りました

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「裁断が嫌いです」
そう言う人は本当に多いです。
でも私は、裁断そのものが嫌いなのではなく、裁断環境が整っていないことが原因の場合が多いと思っています。
床で裁断する。
リビングテーブルで裁断する。
生地を広げる場所が足りない。
型紙がズレる。
文鎮を置く場所がない。
腰や膝が痛い。
これでは裁断が好きになるはずがありません。
今回は、私とあおいちゃんが「家庭でも使える裁断環境」を本気で考えて作った方法をご紹介します。
マスキングテープは飾りではありません
まず最初に見ていただいたのが、裁断台に貼ったマスキングテープです。
これを見て
「ただの目印?」
と思う方もいるかもしれません。
違います。
これは裁断精度を上げるための道具です。
生地を広げる時に一番大切なのは、縦横を正しく整えることです。
ところが、生地の上で型紙を動かしたり、文鎮を置いたりしていると、少しずつズレます。
本人は動かしていないつもりでも、実際にはかなり動いています。
マスキングテープがあると、生地をどこに合わせるかが見えるようになります。
さらに、生地の外側に作業スペースを確保できるようになります。
これが大きい。
生地の上で文鎮を置き直すのではなく、外側で準備してから置ける。
この差は思った以上に大きいのです。
裁断は切る前に勝負が決まっています。
だから私はまず、生地を整える環境を作ります。
家に裁断台なんて置けません
ここで必ず出る声があります。
「そんな大きな裁断台、家に置けません」
その通りです。
私が使っている裁断台は長さ210cm。
幅も広げると160cm近くあります。
仕事なら必要です。
でも普通の家庭には大きすぎます。
だから私たちは考えました。
プロの裁断台を家庭に持ち込むのではなく、
プロの裁断台の機能だけを家庭に持ち込めないだろうか。
ここから開発が始まりました。
神様が降ってきた瞬間
実はこのアイデア、
私とあおいちゃんで話している時に生まれました。
裁断台は欲しい。
でも置けない。
収納もしたい。
高さも欲しい。
目打ちも使いたい。
生地も広げたい。
無理じゃない?
そう思っていた時です。
突然ひらめきました。
「あれ?プラダンでいいんじゃない?」
まさに神様が降りてきたような感覚でした。
プラダンはホームセンターで切ってもらえます
プラダンというと、自分で切らなきゃいけないと思う方もいます。
もちろん切れます。
でも無理しなくて大丈夫です。
ホームセンターで、
「このサイズでカットしてください」
とお願いすれば切ってくれます。
大きな板を家で切る方が大変です。
だから私は遠慮なくお願いする派です。
文明の利器は使いましょう。
頑張るところはそこじゃありません。
布ガムテープが天才でした
切ったプラダンを並べ、
裏側を布ガムテープでつなぎます。
するとどうなると思いますか?
折れるんです。
パタパタと。
使う時は広げる。
終わったら畳む。
押し入れの隙間。
家具の隙間。
壁際。
どこでも収納できます。
ここで一気に家庭向きになります。
裁断台の最大の問題は、
大きいことではなく、
片付かないことなのです。
フロアマット2枚重ねの意味
そして下にはフロアマット。
しかも2枚重ね。
高さにすると5〜6cm程度です。
でも驚くほど違います。
ハサミが入れやすい。
体重がかけやすい。
腰が楽。
膝が楽。
床に直置きしていた人ほど驚くと思います。
たった数センチ。
されど数センチ。
裁断では世界が変わります。
テーブルを傷つけたくない人にもおすすめ
リビングテーブルで作業している方も多いですよね。
でも目打ちを使う時、
気を遣いませんか?
テーブルに傷が付いたらどうしよう。
生地に印を付けたい。
でも刺せない。
そんなストレスがあります。
このプラダン裁断台なら遠慮はいりません。
目打ちも使える。
切りじつけもできる。
生地も広げられる。
しかも収納できる。
かなり自由になります。
壁紙を貼る理由
ここが今回の隠れた主役です。
壁紙。
なぜ壁紙を貼ったのでしょうか。
理由は二つあります。
一つ目は生地を滑りにくくするため。
私は少しザラザラした壁紙を選びました。
すると生地が安定します。
裁断中のズレが減ります。
二つ目は補強です。
壁紙を貼るとプラダンがかなり丈夫になります。
特に厚手のしっかりした壁紙がおすすめです。
実際に貼ってみると、
「これ思ったより強い!」
と驚くと思います。
実は裏側も使えます
今回あえて片面だけ壁紙にしました。
反対側は白いプラダンのままです。
これが便利。
型紙を写す時、
作図する時、
カーボン紙を使う時、
真っ白なので見やすいんです。
つまり、
壁紙面は裁断用。
白い面は作図用。
一台で二役。
家庭ではこういう工夫が大事です。
裏側にも壁紙を貼るとさらに強くなります
もし、
「もっと丈夫にしたい」
という方なら、
反対側にも壁紙を貼るのは大いにアリです。
両面補強になります。
たわみも減ります。
強度も上がります。
大型化する場合には特におすすめです。
片面はザラザラ。
片面はツルツル。
そんな使い分けも面白いと思います。
生地幅が足りない時は足せばいい
90cm幅では足りない生地もあります。
でもそれで終わりではありません。
50cm幅を追加すればいいんです。
必要なら増やす。
使わない時は畳む。
固定観念を捨てると解決策はたくさん見つかります。
おうちソーイングマジックらしい裁断台
私は昔から、
問題が起きると考えます。
どうしたら良くなるだろう。
どうしたら楽になるだろう。
どうしたら続けられるだろう。
今回の裁断台も、その答えのひとつです。
プラダンだからすごいのではありません。
フロアマットだからすごいのでもありません。
壁紙だからすごいのでもありません。
「家庭で服作りを続けられる環境を作ろう」
そう考えた結果が、この形になりました。
裁断が苦しい。
場所がない。
腰が痛い。
収納できない。
そんな悩みがあるなら、一度試してみてください。
服作りは根性だけで続けるものではありません。
工夫で楽しく続けるものです。
そして、その小さな工夫が次の希望につながっていくのです。






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