なぜ土台が整うと服作りは楽になるのか

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【このレッスンで気づくこと】
服作りが難しいと感じる時、
多くの人はミシンの技術が足りないと思っています。

しかし実際には、
ミシンの前の準備が原因になっていることが少なくありません。
例えば、
裾を1cm折ったつもりでも、
場所によって
8mmだったり、
12mmだったりすると、
縫う時に合わせにくくなります。
折り目が曖昧なら、
ミシンのガイドも合わせられません。
接着芯がしっかり固定されていなければ、
後から形が崩れることもあります。

つまり、
ミシンで起きる問題の多くは、
ミシンを掛ける前から始まっているのです。
私はよく、
「服作りは積み木」
とお話ししています。
積み木は、
一番下が傾いていると、
上にどれだけ積み上げても不安定になります。
服作りも同じです。
裁断。
接着芯。
アイロン。
印付け。
こうした土台が曖昧なまま進めると、
後工程で何度も辻褄合わせをすることになります。
その結果、
・ズレる
・歪む
・合わない
・縫いにくい
という問題が発生します。
反対に、
土台がしっかり整っていると、
ミシン作業は驚くほど楽になります。

私は長年、
大手アパレルメーカーのサンプル縫製をしてきました。
そこで求められたのは、
速さよりも正確さでした。
なぜなら、
正確な仕事は結果的に速いからです。
後から直す必要が少なくなり、
迷う時間も減るからです。
服作りが上手くいかない時、
ついミシンの練習を増やしたくなります。
しかし本当に見るべき場所は、
もっと前の工程かもしれません。

ミシンを楽にするために、
アイロンを正確にする。
接着芯を正しく貼る。
印を正確に付ける。
そうした土台作りこそが、
仕上がりを大きく変えるのです。
服作りは積み木です。
上手く縫えない時ほど、
ミシンではなく土台を見直してみてください。
その意味を、このレッスンを通して感じていただけたらと思います。






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